小川優機製作所のデジタルメカ工房は、多様な分野の試作品研究開発、メカニカルニーズを企画から製作まで一貫対応

吸着走行壁面診断ロボット 「のぼる君」

株式会社小川優機製作所独自の「真空吸着技術」によりビルの壁面を走行移動しながら壁面の外装の劣化を調査診断するロボット。

 

2010年から開発がスタート、2号機、3号機、4号機まで、機能違いの4種類まで開発に至りました。


 

 

共同事業パートナー募集

危険でコストのかかる現行の高所作業を「安全」に「低コスト」でとお考えの自治体行政機関、研究機関、企業様へ

 さまざまな高所壁面作業におけるアプリケーション技術と、弊社の基本ユニット「吸盤戦士 のぼる君」とのジョイントワーク(共同研究や、事業化)をしていただけるパートナー(自治体行政機関、研究機関、企業)様を募集いたしております。  

高層ビルや、高速道路橋桁など高所壁面での作業には、不確定な危険要素が伴います。例えば屋上から吊り下げたゴンドラでは作業員が動くとゴンドラは傾き、突風などが吹けば作業員の命もあやうくする場合があります。足場をかけて安全を確保する場合は、多大な経費が嵩みます。

 

 「吸盤戦士 のぼる君」は高所壁面に強力に吸着したまま壁面での各種作業を支援するため、ゴンドラや足場などを使用せずに次のような作業を行うことができます。

 

 1)壁面診断(タイルの劣化、剥がれ、浮きなど)

 2)壁面補修、改修、塗装

 3)橋桁などの耐震補強、補修点検

 4)高層ビルの窓ガラス清掃

吸着走行壁面診断ロボット のぼる君Ⅳ

特徴

1.赤外線カメラによる外壁撮影にて摘出された不健全箇所(浮き、ひび割れ等)について、打診棒が1平方メートルの範囲で擦過式(外壁を打鍵棒が擦る)打音検査にて浮き・ひび割れ等を探り当てさらにその箇所を打鍵棒にて打音して不健全部を特定します。

 

2.不健全箇所の位置情報を外壁調査図に表示します。

 

3.ロボットの背中に大きなLED表示板を設け、不健全箇所が発見されたときはNG(×)表示・健全箇所はOK(○)表示機能が追加されました。

吸着走行壁面診断ロボット のぼる君Ⅲ

特徴

装置中央部に搭載された打診機構部には打診ハンマー、モニタリング用カメラ、打診音収録マイクが搭載されています。収集したデータは、専用ソフトで解析、簡易判定をおこなうことができます。

 

大幅な構造の変更によって小型・軽量化した”のぼる君Ⅲ”は自走式に進化しました。

壁面に吸着しながら、上下左右に壁面を走行します。


のぼる君ヒストリー

<2010年度>

  • 「平成22年度 神奈川県中小企業新商品開発等支援事業補助金」を取得
  • 「吸盤戦士のぼる君Ⅰ(初代)」誕生

 

<2011年度>

  • 「テクニカルショウヨコハマ2011」に出展
  • 「平成23年度 神奈川県中小企業新商品開発等支援事業補助金」を取得
  • 「ロボテック・マイクロマシン展」に出展
  • 「吸盤戦士のぼる君Ⅱ」誕生
  • 「2011国際ロボット展」に出展
  • 「日刊工業新聞」(11/11付)に紹介記事掲載
  • 「ロボット実証実験助成金」を取得

 

<2012年度>

  • 「日本経済新聞 神奈川版」(1/20付)に紹介記事掲載
  • 「テクニカルショウヨコハマ2012」に出展
  • 「江戸・TOKYO技とテクノの融合展2012」に出展
  • 「ロボットイノベーション2012」に出展
  • 「日本を元気にする"よい仕事おこし" フェア」に出展

 

<2013年度>

  • 「かながわビジネスオーディション2013」に入選
  • 「2013国際ロボット展」に出展
  • 「平成24年度ものづくり助成金開発支援事業」を取得

 

<2014年度>

  • 「吸盤戦士のぼる君Ⅲ」誕生
  • 「吸盤戦士のぼる君Ⅳ」開発スタート
  • 「かながわロボットイノベーション2014」に出展
  • 「地域発仕事おこしフェア」に出展
吸盤戦士昇君Ⅰ(初代)

のぼる君Ⅰ(初代)

のぼる君Ⅱ

のぼる君Ⅲ